健康ってなに??
今回は、「健康」について考えていきたいと思います。
【目次】
健康の定義
“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.”
引用元:世界保健機構(WHO) 1948年(日本では1951年公布)
(健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない)
健康とは、ただ単に身体が元気というだけではなく、3つのバランスがとれた状態であると定義されております。
その為、 「身体は元気でも気持ちが落ち込んでいる状態」や「身体は元気でも社会との関りがない状態」は健康とは言えないではないのです。
健康観について
厚生労働省の平成26年の「健康意識に関する調査」では、「普段、健康だと感じていますか」と質問して健康状態をたずねた後に、「健康感を判断する際に、重視した事項は何ですか」として、3つまでの回答を求めています。下記の図がその結果です。
結果は、「病気がないこと」が63.8%で最も多く、次いで「美味しく飲食できること」が40.6%、「身体が丈夫なこと」が40.3%と、身体的な面が大半を占めています。
平均寿命と健康寿命について
平均寿命に対して、健康寿命という言葉がありますがこれは「介護を受けたり病気で寝たきりにならず、自立して日常生活に制限のない期間」になります。下記の図は、H13年~H28年までの両者の推移になります。
その結果は、どちらも年々上昇しておりますが、男女共に約8~13年期間に差があります。健康で自分らしくいるためには、肉体的健康はとても大事でそれを維持していく=健康寿命を延ばすことがとても重要になってきます。
健康でないとは
まず最初に、
「ヒトは血管から老いる」
(William Osler:カナダの医学者、内科医)
という名言があります。
血管が老いてしまうと、動脈硬化が進行します。上の図ですが、そうすると最初は肥満だけであったのが生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病)を引き起こし、それが更に進行すると虚血性心疾患や脳血管障害等の閉塞性動脈硬化症を発症してしまいます。我が国では、動脈硬化性疾患による死因は約30%以上にも上ると推測されています。
健康を維持するためには
健康を増進し、疾病予防に努めることがとても大事になります。
その為には、国や社会を挙げての取り組みもありますが、個人個人が自分の健康を意識して主体的に能動的に取り組んでいくことが必要になってまいります。
このブログの中でも、何か健康維持につながる事も発信していければと思います。
ここまで、長々と読んで下さりありがとうございました。