夏の甲子園の正式名称は「全国高等学校野球選手権大会」です。ちなみに、春の甲子園の正式名称は②の「選抜高等学校野球大会」になります。
③の全国高等学校総合体育大会は、インターハイ(高校生を対象とする全国規模の総合スポーツ選手権大会)のことです。

参加校の多い北海道と東京都については、北海道は第41回(1959年)より「北北海道・南北海道」で各1校、東京都は第56回(1974年)より「東東京・西東京」で各1校となったそうです。

現行の試合日程は、休養日3日間含む17日間となっています。

詳しい日程は、1回戦から2回戦までを初日は開会式・3試合、2〜6日目・8日目が４試合、7日目が３試合となっています。
3回戦を10日目〜11日目、12日目は休養日①、13日目に準々決勝、14日目は休養日②、15日目に準決勝、16日目は休養日③、17日目に決勝戦となっています。

夏の甲子園の大会歌は「栄冠は君に輝く」です。

これは、1948年（昭23）7月に発表された全国高校野球選手権大会の大会歌です。
朝日新聞社が同年、学制改革で旧制中学から新制高校に切り替わったのを契機に歌詞を一般公募。5252編から加賀大介氏の作詞が入選し、作曲家の古関裕而氏が作曲しました。

夏の甲子園の優勝旗の色は「深紅」です。ちなみに「深紅の大優勝旗」と称されています。

一方、春の甲子園の優勝旗の色は「紫紺」でこちらは「紫紺の大優勝旗」と呼ばれています。

夏の甲子園は朝日新聞社と日本高等学校野球連盟が毎年8月に開催しています。

夏の甲子園の優勝回数の第1位は「大阪府」の14回です。

続いて同率2位で「和歌山県」「愛知県」でどちらも8回になります。

夏の甲子園で最多優勝をしている学校は「中京大中京(愛知)」で7回です。

続いて2位は「広島商(広島)」の6回、3位は同率で「松山商(愛媛)」「大阪桐蔭(大阪)」の5回です。

ちなみに「智弁和歌山(和歌山)」は6位で優勝回数は3回です。

阪神甲子園球場の場所は兵庫県西宮市甲子園町にあり、日本で最初に誕生した大規模多目的野球場になります。

第103回(2021年)の優勝校は「智弁和歌山(和歌山)」で21年ぶり3回目の優勝でした。

ちなみに第102回の大会はコロナ感染拡大のため中止し、第101回の優勝校は「履正社(大阪府)」、第100回の優勝校は「大阪桐蔭(大阪府)」でした。

第1回全国中等学校優勝野球大会は大阪府の豊中グラウンドで開催されました。

参加校数は73校。その中で、春の「武侠世界社」主催の東京都下大会で優勝した早稲田実(東京)と東北・東海・京津・関西・兵庫・山陽・山陰・四国・九州の9地区で予選を勝ち抜いた9校の計10校が代表として参加したそうです。

本大会の優勝校は「京都二中(京津代表・京都府)」でした。

初めて大会が中止になったのは第4回大会でした。
その原因は米騒動でした。米の価格急騰で発生した大規模な暴動事件により大会は中止となったそうです。

その後、第27回(1941年)は日中戦争、1942年〜1946年は第二次世界大戦、第102回(2020年)は新型コロナウイルスの影響によりそれぞれ中止となっています。

1957年に王貞治さんは早稲田実業の2年生エースとして2回戦の大阪府立寝屋川高校戦でノーヒットノーランを達成しています。

最新では2004年ダルビッシュ有さんが達成して以降はノーヒットノーランはでていません。

坂東英二さんは夏の甲子園で1大会で83奪三振をとられこの記録は今でも破られていない伝説的な記録っています。

江川卓さんは春の甲子園で1大会で60奪三振を記録しました(歴代1位)。

桑田真澄さんは春夏、3年間での甲子園通算で最も多くの三振を奪った選手で甲子園で25試合に登板し通算で150個もの三振を奪いました。

清原和博さんはPL学園で夏の甲子園では本塁打を9本打っており歴代1位です。
春夏を合わせると合計13本(春4本・夏9本)で第2位の選手とは7本の差があり天性のホームランバッターです。

夏の甲子園の優勝回数は北海道は2回、沖縄県は1回です。

青森県はこれまで準優勝は3回(八戸学院光星が2回、三沢が1回)記録していますが惜しくも優勝はまだありません。

ちなみに東北地区勢にはまだ一度も優勝はありません。ぜひ今後優勝を期待したいですね。