※以下の文章は、文化庁のホームページを引用、参考に作成しています

我が国の長い歴史の中で生まれ、はぐくまれ、今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産。国は、文化財保護法に基づき重要なものを国宝、重要文化財、史跡、名勝、天然記念物として指定、選定、登録し、現状変更や輸出などについて一定の制限を課す一方、保存修理や防災施設の設置、史跡などの公有化などに対して補助を行うことにより、文化財の保存を図っている。

●有形文化財

●無形文化財

●民俗文化財

●記念物

●文化的景観
●伝統的建造物群

と定義しこれらの文化財のうち、重要なものを国が指定・選定・登録し重点的に保護している。

建造物、工芸品、彫刻、書跡、典籍、古文書、考古資料、歴史資料など我が国にとって歴史上、芸術上、学術上価値の高いもののこと

例：東京大学安田講堂、京都府南座、旧横浜ゴム平塚製造所記念館

※国宝 1144、重要文化財 13499

演劇、音楽、工芸芸術、その他の無形の文化的所産で我が国にとって歴史上または芸術上価値の高いもののこと

例：雅楽、狂言、能楽、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎、講談、古典落語、琉球舞踊

衣食住、生業、信仰、年中行事などに関する風俗慣習、民俗芸能、民俗技術及びこれらに用いられる衣服、器具、家屋など人々が日常生活の中で生み出し、継承してきたもの

例：秩父祭り屋台(埼玉県)、マタギの狩猟用具(岩手県)、長良川鵜飼用具(岐阜県)

史跡、名勝、天然記念物、そのうち特に重要なものは「特別」がつく

例：上高地(長野県)、阿寒湖のマリモ(北海道)、屋久島のスギ原始林(鹿児島)

※特別がつく史跡、名勝、天然記念物計 175

日々の生活に根ざした身近な景観、令和 6 年 10 月時点で全国で 73 件が選定されている

例：アイヌの伝統と近代開拓による沙流川流域の文化的景観

全国各地に残る歴史的な集落、街並み、令和 6 年 8 月時点で 106 市町村で 129 地区、約 30680 件が保護されている