日付は「や（8）きに（2）く（9）」（焼き肉）と読む語呂合わせから。夏バテ気味の人に焼き肉を食べてスタミナを付けてもらうことが目的。

この日を中心に、地域社会への貢献と販売促進を目的とし、全国各地の加盟店が社会福祉施設などをお店に招待したり、出張バーベキューなどを行っている。

月20日頃の「土用の丑の日」、7月23日の「天ぷらの日」とともに食べ物の「夏バテ防止の三大記念日」ともいわれている。

◉在日コリアンが広めた「日本式焼肉」

第二次世界大戦後、日本には多くの在日コリアン（韓国・朝鮮出身者）が居住し、彼らの食文化が日本に影響を与えた。

1948年頃から、「焼肉屋」という形態の飲食店が登場し、日本式焼肉が確立されていく。朝鮮半島では、伝統的に「プルコギ」や「サムギョプサル」といった肉を焼いて食べる文化が存在。
戦後の大阪や東京で、在日コリアンが「ホルモン焼き」（牛・豚の内臓を鉄板で焼くスタイル）を広めた。

引用元：焼肉文化について/焼肉福ちゃん二代目翔

日本の焼肉スタイルは戦後の高度経済成長期に独自に進化し、タレ文化やホルモンの活用、炭火を使った調理法などが確立されたのです。

◉地域ごとに根づく日本のホルモン文化

北海道旭川市の「塩ホルモン」
宮城県気仙沼市の「気仙沼ホルモン」
宮城県岩沼市の「岩沼とんちゃん」
神奈川県厚木市の「厚木シロコロ・ホルモン」、など地域性がある。

引用元：ホルモン焼き/Wikipedia

◉家庭向け商品・機器、米国からの肉の輸入による家庭への焼肉の広がり

家庭で食べられるとして広まったのは、1968年にエバラ食品によって『焼肉のたれ』が商品化されたことがきっかけです。

日本の牛肉輸入自由化が1991年4月に施行される。その頃から焼肉チェーンが多数参入。

引用元：焼肉の歴史/カルビ屋ワッショイ、焼肉/ウィキペディア