【11月2日は何の日】習字・書道の日|由来・文房四宝・ひらがなの歴史

11月2日、今日は何の日?
11月2日は「習字・書道の日」です。
パソコンやスマートフォンが身近になった今だからこそ、手書きの文字には特別な温かさがあります。
皆さんは、学校の習字の授業や、書き初めの思い出はありますか?
墨の香りや筆の感触を懐かしく思い出す方もいらっしゃるかもしれません。
今回は「習字・書道の日」にちなんで、習字と書道の違いや、書道で使う4つの大切な道具、さらに、ひらがなの成り立ちについてご紹介します。
最後には恒例の三択クイズもありますので、ぜひ楽しんでくださいね!
11月2日「習字・書道の日」の由来とは?
11月2日は「11(いい)・2(もじ)」で、「いい文字」という語呂合わせから生まれた記念日です。
公益財団法人日本習字教育財団が、創立60周年記念事業の一環として制定し、2013年9月に日本記念日協会へ「習字の日」「書道の日」として登録しました。
また、11月は文化祭などの行事が多いことも、この日が選ばれた理由の一つです。
手書きの文字の魅力を広め、日本の文字文化を大切に受け継いでいこうという願いが込められています。
📕 関連する雑学|書道と日本の文字の不思議
①「習字」と「書道」は何が違うの?!
普段は何気なく使っている「習字」と「書道」。
皆さんは、この2つの違いを説明できますか?
実は、主な目的に少し違いがあります。
習字は、お手本を見ながら文字を正しく、美しく書くことを学ぶものです。
一方、書道は、文字を美しく書くだけでなく、筆の勢いや線の太さ、墨の濃淡、文字の配置などによって、自分の気持ちや美しさを表現する文化・芸術です。
文化庁は、書道を毛筆によって言葉を美的に表現する行為と説明しています。
書道には、漢字の書、仮名の書、漢字仮名交じりの書のほか、印を彫る篆刻(てんこく)なども含まれます。
書道=文字によって美しさを「表現する」
と考えると、わかりやすくなります。
もちろん、習字にも表現する楽しさがあり、書道でも基本を練習することは大切です。
ちなみに、書道は2021年に国の「登録無形文化財」となりました。
文字を書くことが、日本の大切な文化として受け継がれているのですね。
② 書道の雑学・「文房四宝」って何?!
書道で使う大切な4つの道具、筆・墨・硯(すずり)・紙をまとめて「文房四宝(ぶんぼうしほう)」と呼びます。
「四宝」とは「4つの宝物」という意味です。
それぞれ、どのような役割があるのでしょうか?
- 筆:墨を含ませ、文字や線を書く道具です。筆の動かし方によって、太く力強い線や細く繊細な線を表現できます。
- 墨:文字を書くための黒い材料です。水で濃さを調整することで、濃い墨色や淡い墨色を表現できます。
- 硯(すずり):墨を水でするための道具です。硯の上でゆっくり墨をする作業を覚えている方も多いのではないでしょうか。
- 紙:文字を書くための大切な材料です。和紙など、紙の種類によって墨のにじみ方や筆の感触も変わります。
昔の習字の授業で、墨をすったり、筆を洗ったりした経験はありませんか?
墨汁の香りや、筆を持ったときの緊張感を思い出す方もいらっしゃるでしょう。
昔の人にとって文字を書くための道具は、それほど大切なものだったのですね。
③ ひらがなは漢字から生まれた?!
私たちが毎日使っている「ひらがな」。
実は、ひらがなのもとになったのは、中国から日本へ伝わった漢字です。
漢字が日本へ伝わると、日本人は漢字の意味だけでなく、その「音」を利用して日本語を書き表すようになりました。
こうした表記は、奈良時代の『万葉集』にも多く使われていることから、一般に「万葉仮名(まんようがな)」と呼ばれています。
しかし、漢字を一文字ずつ書くのは時間がかかります。
そこで、漢字をくずした書き方が使われるようになり、その形が次第に簡略化されていきました。
こうして生まれたのが、現在のひらがなにつながる文字です。
平安時代に花開いた、ひらがなの文化
ひらがなが大きく発達したのは、平安時代です。
それまで公的な文章では漢字を用いた漢文が中心でしたが、ひらがなが発達すると、日本語の言葉や気持ちを、より自然に文章として表現できるようになりました。
特に宮廷の女性たちによる文学で仮名文字が盛んに使われ、日本独自の文学文化が花開きます。
代表的なのが、紫式部の『源氏物語』や清少納言の『枕草子』です。
ひらがなは、当時「女手(おんなで)」と呼ばれることもありました。
ただし、女性だけが使っていた文字という意味ではありません。男性も和歌や手紙などに仮名文字を使用していました。
ひらがなは、漢字の草書体などをもとに発達した文字なのです。
漢字がひらがなに変化した? 見比べてみよう!
現在のひらがなには、もとになった漢字があります。
例えば、「安」は「あ」、「以」は「い」のもとになった漢字として知られています。
ほかにも、次のような組み合わせがあります。
| 漢字 | ひらがな | 漢字 | ひらがな | 漢字 | ひらがな |
|---|---|---|---|---|---|
| 安 | あ | 加 | か | 奈 | な |
| 以 | い | 幾 | き | 仁 | に |
| 宇 | う | 久 | く | 奴 | ぬ |
| 衣 | え | 計 | け | 祢 | ね |
| 於 | お | 己 | こ | 乃 | の |
もとの漢字と、現在のひらがなを見比べてみると、「確かに似ている!」と思える文字もあれば、「これがこの文字になったの?」と驚くものもあります。
皆さんは、どの文字の変化が一番おもしろいと思いましたか?
普段何気なく使っているひらがなにも、長い歴史が隠されているのですね。
この時期の二十四節気
霜降(そうこう)|秋から冬へ向かう季節
2026年11月2日は、二十四節気の「霜降(そうこう)」の時期です。今年の霜降は10月23日、次の「立冬(りっとう)」は11月7日です。
霜降は、朝晩の冷え込みが増し、霜が降り始めるころを表します。木々の葉が赤や黄色に色づき、秋がいっそう深まっていきます。温かいお茶や旬のさつまいも、きのこ料理などもおいしい季節ですね。
もうすぐ暦の上では冬。体を冷やさないよう、温かくして過ごしたいですね。
最後に、、、
今回は11月2日「習字・書道の日」にちなんで、習字と書道の違い、文房四宝、ひらがなの成り立ちについてご紹介しました。
何気なく使っている文字にも、長い歴史と日本の文化が詰まっているのですね。
最近、手書きで文字を書いたのはいつでしょうか?
たまには筆やペンを持って、好きな言葉や季節の一言を書いてみるのも素敵ですね。
11月の記念日や季節の雑学をこちらでも楽しめます。
📅 11月の「今日は何の日」 記念日や季節の行事を日付ごとに紹介しています。 🧠 11月の雑学三択クイズ 11月の季節や行事に関する全25問の雑学クイズを楽しめます。今日が誕生日の有名人
★ 横山大観(よこやま たいかん)さん
1868年11月2日生まれ/日本画家
★ 平田満(ひらた みつる)さん
1953年11月2日生まれ/俳優。映画『蒲田行進曲』などで活躍。
★ 深田恭子(ふかだ きょうこ)さん
1982年11月2日生まれ/俳優。ドラマ『ルパンの娘』などで活躍。
11月2日「習字・書道の日」にまつわる三択クイズ
さて、ここからは恒例の三択クイズです!今回は記事の内容から3問出題します。
クイズの答え
第1問:正解は③「いい文字」という語呂合わせから
11月2日は「いいもじ」の語呂合わせから生まれた記念日です。手書き文字の魅力を広めることなどを目的として制定されました。
第2問:正解は②「はさみ」
文房四宝は、筆・墨・硯・紙の4つです。昔から文字を書くための大切な道具として使われてきました。
第3問:正解は③「女手」
平安時代には、ひらがなを「女手」と呼ぶことがありました。ただし、女性だけでなく男性も仮名文字を使用していました。
おすすめのリンク
「今日は何の日」や脳トレ・ぬり絵をもっと楽しみたい方は、こちらの記事もチェックしてくださいね!
書道や文字を楽しめるおすすめ商品
久しぶりに筆を持ってみたい方や、自宅で文字の練習を楽しみたい方に向けて、書道用品や練習帳をご紹介します。
参考文献・引用元
記念日の由来や歴史、雑学などは、公式資料を参考にしています。
- 公益財団法人日本習字教育財団
「習字の日」
記念日の制定団体、制定理由、2013年の登録について。 - 文化庁・国指定文化財等データベース
「書道」
書道の表現や種類、文房四宝、登録無形文化財について。 - 北海道博物館
「ひらがな」とくずし字
ひらがなのもとになった漢字と文字の変化について。 - 国立国会図書館・レファレンス協同データベース
仮名・女手に関する参考事例
ひらがなと漢字の草書体、女手などの文字文化について。 - 国立天文台 暦計算室
令和8年(2026)暦要項
2026年の霜降・立冬の日付について。 - 国立国会図書館
近代日本人の肖像「横山大観」
生年月日と人物情報について。 - アルファエージェンシー
「平田満」公式プロフィール
俳優としての活動・代表作品について。 - ホリプロ
「深田恭子」公式プロフィール
生年月日と芸能活動について。
