【認知症Q&A】 認知症の評価尺度
認知症の症状の度合いみたいなのを評価する尺度はあるのですか?
ありますよ
認知症に関連する評価は複数ありますが、今回は
分かりやすいものをご紹介します
ヤフー知恵袋より情報を引用させていただきますが、
「認知症 レベル 表」で検索すると沢山の情報がヒットします。
沢山ありすぎるとどれを選択したらいいか分からない~(;´Д`)
それなので、
今回は、その中で身近なご家族やサービスに入る専門職の方が観察で分かるような評価尺度をご紹介します。
また、認知症における簡易的な経過についてお話をさせていただきます。
【目次】
介護保険の認定にも利用されている「認知症高齢者の日常生活自立度」
この日常生活自立度を最初に計るのは、介護保険の申請時です。役所の窓口で介護保険申請の手続きを終えたあと、今度は市区町村の担当者(調査員)が自宅を訪問。高齢者に面談をおこない、その調査内容をもとに調査員がレベル付けをします。 その後コンピューターによる一次判定、主治医が作成する「主治医意見書」と併せた二次判定を経て、最終的な要介護度(または要支援度)が決められるのです。
引用元: https://www.sagasix.jp/
市区町村の調査員が介護保険認定のレベル分けの判断材料として活用されています。
その際には、「障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)」とセットでレベル付けをしておりますが、今回は割愛させていただきます。
この尺度は自立を含めますと8段階(ⅡとⅢが2つに分類)に分かれています。
詳細につきましては、「認知症高齢者の日常生活自立度」で検索してみて下さい。
アルツハイマー型認知症の重症度や経過が分かる「FAST」
こちらは、アルツハイマー型認知症の病状ステージを、生活機能の面から分類した観察式の評価尺度です。
ステージ1~7までの7段階に分かれています。
見出しのように現場でも、アルツハイマー型の重症度や
今後の経過の見通しを立てるツールとしても使われています
詳細につきましては、こちらも「FAST 認知症」で検索してみて下さい。
認知症の簡易的な経過について
こちらはざっくりとした認知症の方の経過についてどんな変化が起こるのかについてお話いたします。
【自分の勝手なレベル分け】
レベル1 なんとなく物を忘れっぽくなる
なんとなくやる気がしなくなる
レベル2 お金やお薬の管理が難しくなる
家事動作(おそうじ・洗濯・料理)が
うまくできにくくなる
レベル3 身の回りの動作が徐々にうまくでき
なくなる
レベル4 全般的に人のお手伝いが必要になる
非常にざっくりですが、上の様な経過で進んでいきます。
その為、本人を良く知るご家族は普段の生活から、現在の状態を当てはめて少し判断することも可能ではないでしょうか。
終わりに
ここまで読んで下さりありがとうございました
今回は「認知症の評価尺度」について分かりや
すいものを選択してご紹介させていただきました
【参考・引用文献】
●作業療法マニュアル62 認知症の人と家族に対する作業療法 第1版 2017.8.31
●有料老人ホーム検索探しっくす https://www.sagasix.jp/
● 障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度) https://www.mhlw.go.jp/
● ケアトレ https://caretore.com/