【介護保険】介護保険の申請の仕方について

前回のブログ記事では、「家族の介護についての相談窓口はどこが良い?」ということで介護の悩み等についての相談先について書かせていただきました。 今回は、Aさんのその後という事で前回の続きからブログ記事を始めていきたいと思います。


質問者
質問者

いやー。専門の方に色々とお話を聞いてもらえてスッキリしました
本当に良かったです

Aさん地域包括支援センターの職員さんに
無事に相談できたのですね(^-^)

看護師
看護師

はい、ご紹介してくださりありがとうございました
ところで、介護サービスを受けるためにはまず要介護認定を受けなければいけないと
教えてもらったのですが、その手続きについて教えていただけますか?


【介護サービスとは】

介護サービスは、加齢にともなう身体上、精神上の障害のため、入浴、排せつ、食事等の日常生活をおこなうのに支障が生じた場合に、自立して日常生活を送ることができるよう提供されるサービスです。

引用元: 介護や支援が必要になったら認定申請.埼玉県ホームページ

いいですよ(^-^)
では、手続きについて一緒に確認していきましょう


【要介護認定について】

被保険者が介護サービスを利用するには、その方が、常に介護が必要である状態(要介護状態)にあるか、または常に介護を必要としなくても日常生活に支援が必要な状態(要支援状態)にあるかどうかの確認を受ける必要があります。この手続きを「要介護認定」といい、介護保険サービスを利用するには、この要介護(要支援)認定を受けなければなりません。

引用元: 介護や支援が必要になったら認定申請.埼玉県ホームページ



ということで、 今回は介護保険の申請をして認定が下りるまでの手順について説明をしていきたいと思います。


【目次】

  1. 申請者について
  2. 申請前にやっておいたほうが良いこと
  3. 申請に必要なもの
  4. 申請する場所について
  5. 介護保険申請の流れ
  6. 終わりに



申請者について

要介護認定の申請は基本的に本人もしくはその家族が申請をします。


【申請の代行について】

● ひとり暮らしや、家族や親族の支援が受けられない場合などは、次のところで申請を代行してもらうこともできます。
 「地域包括支援センター」、「居宅介護支援事業者」、「介護保険施設(入所中の方)」

●病院に入院している場合は、病院のソーシャルワーカーが、自治体の介護保険窓口や地域包括支援センターに連絡し手続きを進めることもできます。

引用元: 要介護認定の申請方法|介護保険サービスを受けるには?.LIFULL介護

へー。申請って本人や家族だけしかできないと思っていたけど
代行もしてもらえるのね。どうしても、手続きに行けない場合には
ありがたいわねぇ

そうなんですよ
しかも、代行に関しては無料で行ってもらえるんです




申請前にやっておいたほうが良いこと

要介護認定には「主治医意見書」というものがあり必要な書類になります。
その書類は、市役所から医療機関に直接依頼し、作成された意見書も市役所に直接郵送で提出して頂きますので、意見書を申請者の方から病院に届けていただく必要はありません

ですが、 意見書の到着が遅れると認定結果が出るのが30日を超える場合もあり手続きをスムーズに進めるためには
申請前に、かかりつけ医の先生の所に受診し、介護認定の申請をすることを事前に伝えておくのが良いかと思います。

【かかりつけ医】
本人の持病をよく知り、日頃の健康管理のことも相談でき、病気になった時には最初に連絡できる地域のお医者さんのことです。

引用元:専門家が回答】要介護認定、かかりつけ医がいなくても受けられる?. LIFULL介護



●主治医がいない、もしくはかかりつけの病院がない場合には…

その場合には、市区町村より意見書を作成してもらう医師(指定医)が決められ、その病院を受診して主治医意見書を作成してもらうという流れになります。まずは市区町村に主治医がいない旨を伝え、市区町村が指定した指定医に問題がなければ、先に要介護認定申請をし、その後改めて指定医の診断を受け、主治医意見書を作成してもらうというのが通例です。

引用元: 要介護認定とは?申請方法から介護保険を利用するまで.安心介護

かかりつけの病院やお医者さんがいるってことは
とても大事なことなのかもしれないわね

そうなんですよね。自分の持病をよく知り、日頃の健康管理のことも相談でき、
病気になった時には相談相手になってくださる専門家がいると心強いですよね



申請に必要なもの

要介護(要支援)認定申請書:市区町村の窓口もしくは、 WEBページから入手できる場合もある

介護保険被保険者証:65歳になり介護保険の第1号被保険者になると、自動的に市区町村から交付されます

身分証明書: 運転免許証など顔写真付きのもの

マイナンバー: 本人の番号が確認できるもの

健康保険の保険証:本人が40歳から64歳の場合

印鑑


認定申請書は事前にインターネットからダウンロードして
印刷して用意することができるかもしれないのね

その場合には、市区町村のホームページから
確認してみて下さいね



申請する場所について


要介護認定の希望者本人が住んでいる市区町村の窓口で申請します。受付窓口の名称は市区町村によって異なるので、Webサイトや問い合わせで確認しましょう。

引用元: 要介護認定を受けるには?申請方法から認定後の流れまで徹底解説!.イリーゼ

受付窓口の名称が各市区町村によって違うんですね
役所の受付で直接確認してもよいですし、もし確認
できる場合には事前にしておいた方がスムーズかもしれませんね

今の時代なんでもかんでもインターネットでなんでもできちゃうのね。
でも、私の場合は使い方がよく分からないから電話で問い合わせてみようかな




介護保険申請の流れ


ではここからは申請の流れについて専門家の方にバトンタッチ
して説明していただくことにしたいと思いますね

あらっ若い素敵なお兄さんね(^-^)
宜しくお願いしますね

はいAさん宜しくお願いいたします

役所の職員
役所の職員



Step1:役所に必要書類の提出をする

役所の職員
役所の職員

まずは、先程の「申請に必要なもの」で挙げた書類を提出してくださいね
書類の受理後には、「介護保険資格者証」が渡されるので受け取ってください


Step2:訪問調査の日程の調整

介護認定調査には後日訪問調査がありますので、希望の日時をここで設定します



Step3:訪問調査

市区町村の担当者やケアマネージャーが直接家庭に訪問し、聞き取り調査を行います。家族構成や生活状態などから必要な介護の程度を調査されます


Step4:一次判定

訪問調査で得られた、内容でコンピューターによって分析を行います。厚生労働省による共通のソフトを利用して、介護度・支援度の判定がなされます。

また、この一次判定時に申請した市町村などから、かかりつけ医に主治医意見書作成依頼がされます。かかりつけ医がいない場合は、指定された医療機関への受診が必要です


Step5: 二次判定

一次判定の結果、主治医の意見書やその他の書類により要介護認定区分の判定を行います。5名ほどの介護認定審査会によって、介護度・支援度を検討されます


Step6:要介護認定の通知

申請から30日以内に、認定証と介護保険被保険者証が郵送で届きます

丁寧な説明をありがとうございました(^-^)
今までの流れをまとめるとこのようになります

看護師
看護師


図:要介護認定の手続きの流れ



Aさん介護保険の申請について一緒に流れを確認していきましたが
いかがでしたか?

今回初めて知ったことが沢山あったわ
でも、これで親の介護サービスを利用するための
第一歩が踏み出せそうな気がしました(^-^)


終わりに

今回は、介護保険申請の流れについて記事を書かせていただきました。

最初に申請してからおおよそ30日とのことなので、手続きが完了するまでは時間がかかります。その為、各市区町村のWEBサイトを確認していただいたり、事前にかかりつけ医に受診をして申請の旨を報告したりと、できることを先に行っておくことで手続きをスムーズに進めていくことができるかと思います。

その際に、参考になればと思いました。

ここまで読んで下さりありがとうございましたm(__)m

次回は、要介護認定の通知が届いてからの介護サービスを利用するまでの流れについてのブログ記事を書かせていただきたいと思っております。



【参考・引用文献】

● 介護や支援が必要になったら認定申請.埼玉県ホームページ
● 要介護認定の申請方法|介護保険サービスを受けるには?.LIFULL介護
● 要介護認定とは?申請方法から介護保険を利用するまで.安心介護
● 要介護認定を受けるには?申請方法から認定後の流れまで徹底解説!.イリーゼ