すぐできる認知症の検査とは?

みなさんは高齢の方と普段関わる中で


おや?これはもしかしたらうちの親は認知症かしら?


と疑問に思われることはありませんか?


そんな時は、専門の先生に診察や検査をしてもらい診断してもらえれば正確にきちんと診断してもらえますが、、、



●疑わしいけどまだそこまで普段困っていないしもう少し様子を見てみようかな…

●本人が病院に中々行きたがらないから、見てもらいたいけど病院に行けない…

●施設で最近少し認知症が疑われる人がいるけど実際はどうなんだろう…


など思っている人に、今回は「道具もなしですぐ簡単にできる認知症の検査」について

記事でまとめてみましたので読んでもらえればと思っています





【目次】






山口式キツネ・ハト模倣テスト


この検査は認知症を専門に従事されている

群馬大学医学部教授の”山口晴保先生”

が考案された検査です



この検査で

認知症かどうかを高確率で判断することができます 


やり方としては、


手指の形を見て真似をしてもらう検査です


質問形式ではなく、その場で真似をしてもらう検査なので


”簡単に”


”短時間で”


”本人の抵抗感なく”





取り組める検査です 


具体的な方法について


指示する人は、「私の手をよく見て同じ形を作ってください」と一度だけ言います


真似を開始してもらう前でしたら、先程の指示を繰り返しても構いません



【模倣①キツネ】


最初に、片手で影絵の「キツネ」を作ってもらいます



このように片手の親指・中指・薬指を曲げて先端を合わせて、

人差し指と小指をピンと伸ばした見本を見せます

10秒間見せて、その間にできれば”〇”です


これは、中等度レベルの認知症の方はほぼ全員ができます


これができることで、まずは”指示を理解していること”や”目で見ることが問題ない事”が判断できます



【模倣②ハト】


そして、次は両手で作った「ハト」10秒間見せます


本人の胸の前で両方の掌が自分の方に向いた状態で、


両方の親指が組み合わさった形です

提示している10秒間の間にできなければ”×”とします



こちらは、軽度認知症の人では8割の人が間違えます

また、健常と認知症の中間にいる方でも半分の方が間違えます



多い間違いとしては、この様に両方の掌を相手に向けてしまう逆向きのパターンです




各テストの成功率と進行ステージについて


これは、健常~重度認知症の人のレベルとそれぞれのテストの成功率についてを表にしたものです


表:進行度ごとの各テストの成功率について




「キツネ」については中等度レベルの人までは殆どの方が成功します



しかし、「ハト」については、健常と認知症の中間にいる方は半数が、軽度の認知症の方では8割が間違えます


まとめ


【ポイント】


テストのポイントとしては…


どちらの場合も、形を見せながら言葉で

「キツネ」とか「ハト」と言わないようにしてください

あくまで、言葉を言わずに真似をしてもらってください



【留意点】


これを行う時には、これが認知症の検査とは言わないほうが

本人が安心して行いやすいと思います


例えば「これは見え方をチェックする検査です」といったり、

手や指の体操の時に「この形はできますか?」などと

さりげなく取り入れてみてはいかがでしょうか?


また、たとえ間違えたとしても「良くできました」と言って

本人の尊厳を傷つけないようにしてください




【おわりに】


今回のテストは

その場で簡単にできる認知症のテストでした

アルツハイマー型の方は早くから目では見えているのに

物の位置や向きを認識したり自分の体に関するイメージが難しくなる傾向があります


今回はその症状があるかどうかを判断するテストです


簡単ではありますが高い確率で認知症かどうかを判別できるものでもあるので


ご自宅で施設などで「早期診断・早期発見」の一助として使ってもらえたらと思います


日常の中でさりげなく取り入れてみてはいかがでしょうか?




ですが、これはあくまで診断の一助です




なので、「認知症」と確定診断をしてもらう場合には

クリニックや病院でお医者さんに診てもらってください



動画



↓今回の記事を動画にまとめたものです(^-^)

 宜しければこちらもご視聴ください




【引用・参考文献】

●認知症の正しい理解と包括的医療・ケアのポイント_第2版.山口晴保.共同医書出版社
健康・疾病

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