病気で寿命が短くなるのだろうか?
![](https://i0.wp.com/1.bp.blogspot.com/-o-yaYmqT-bc/W5H_vACV6EI/AAAAAAABOvQ/vHSYIqjOHX02pOlcqSe20J8Zj1DymT77QCLcBGAs/s800/donguri_seikurabe.png?resize=283%2C268&ssl=1)
![あお](https://i0.wp.com/kawaguchi-website.jp/wp-content/uploads/2019/08/izu.png?resize=96%2C96&ssl=1)
認知症になると、病気だからやっぱり寿命も短くなってしまうのかな
病気って言うくらいだから寿命にも影響しそうだけどね
実際はどうなんだろうね
![ぐり](https://i0.wp.com/kawaguchi-website.jp/wp-content/uploads/2019/08/san.png?resize=96%2C96&ssl=1)
![あお](https://i0.wp.com/kawaguchi-website.jp/wp-content/uploads/2019/08/izu.png?resize=96%2C96&ssl=1)
そう病気だもんね
でも、病気とうまく付き合えば長生きできないのかなぁ
それは気になるね
![ぐり](https://i0.wp.com/kawaguchi-website.jp/wp-content/uploads/2019/08/san.png?resize=96%2C96&ssl=1)
認知症についての情報の中で病気になってからの予後についてあまりふれられていない気がしたので考えてみたいなぁと思いました。
それなので、今回は「認知症」と「寿命」の関係についてみていきたいと思います。
![](https://i0.wp.com/1.bp.blogspot.com/-HYnFUZ9Qlpw/Wp94GPt8vrI/AAAAAAABKqw/PmYCpkOyllsiYBQl35IBEja-DhFLong7ACLcBGAs/s800/kid_job_girl_teacher.png?resize=198%2C313&ssl=1)
【目次】
認知症の種類ごとの違いは
前の記事「認知症の種類で代表的なものはなんですか?」でも書かせてもらいましたが、違いはあります。
【アルツハイマー型】
![image](https://i0.wp.com/nara-ninchi.org/wp-content/themes/ninchisho/images/dementia/dementia_img05.gif?resize=497%2C335)
こちらはアルツハイマー型認知症の進行状況です。病気の進行と時間の関係は緩やかに下方に放物線を描いています。
【脳血管性型】
![図3](https://i0.wp.com/www.neurology-jp.org/public/disease/images/vascular_01.gif?w=1140&ssl=1)
こちらは脳血管性認知症の進行状況です。 病気の進行と時間の関係は階段状にガクガクッとした線を描いています。この下がっている時は、脳血管障害を再発した時です。
【レビー小体型】
![レビー小体型認知症の症状の進み方 時間帯や日によって認知機能に変動があります。しかし、次第に認知機能は低下します。](https://i0.wp.com/sodan.e-65.net/basic/ninchisho/img/img_hayawakari_lewy02.jpg?resize=492%2C354)
こちらは レビー小体型認知症の進行状況です。 病気の進行と時間の関係は上下に波波状に線を描き、良い状態と悪い状態を交互に繰り返しながら徐々に進行していきます。
以上、主な3つをみていきました。
種類ごとに特徴がありましたが、
どの認知症についても共通していることは
病状は進行していくということです。
認知症の平均寿命はどのくらいか
アルツハイマー病と診断されてから死亡するまでの期間は様々です。診断時に患者が80歳を超えている場合、その期間はわずか3、4年であり、80歳以下の場合は10年以上にもなります。
平均6~7年というデータはありますが、個人差が大きいです。
「認知症の人の老化の速度は非常に速く、認知症のない人の2~3倍のスピードで進行する」という特徴がある。
引用元:アルツハイマー病情報サイト,認知症フォーラム.com,認知症の人と家族の会
高齢者を四つのグループに分け、それぞれのグループの年ごとの累積死亡率を5年間追跡調査した結果(長谷川和夫前認知症介護研究・研修東京センター長)によれば、認知症高齢者グループの4年後の死亡率は83.2%で正常高齢者グループの28.4%と較べると約2.5倍になっていた。
人によって個人差はあるようですが、平均すると6~7年のようです。
また、衰弱の進行に関する法則 なるものがあり、老化の速度が認知症のない方の2~3倍の速さで進むようです。
その理由について
【アルツハイマー型の場合】
脳内に不要なものが溜まる
→ 脳の神経細胞がしんでしまう
→ 脳がどんどん小さくなる
→ 脳の機能が低下する
→ 体全体が思うように動かなくなる
それによって、
・ 認知症の死亡原因としては感染症が最大71%を占める。
・ 全経過を生きた人の中で、もっともよくある死因は誤嚥です。
・ 認知症患者の死因を調査した研究では,7割弱の患者が肺炎で死亡している
引用元:健康長寿ネット, ハートクリニック大船, 日本医事新報社
【認知症の人の場合】
嚥下機能が低下する
→ うまく口から飲んだり食べたりすることができなくなる
→ 食べ物が間違えて気管を通じて肺にはいる
→ 肺内に入った食物や飲料がばい菌を繁殖させる
→ 結果肺炎となる
→ 悪化して死に至る
テレビなどのメディアで著名人の方が高齢となり肺炎で亡くなるケースをよく見ます。
肺炎というのは、衰弱した肉体にとってとても怖い症状であるといえます。
さいごに
![](https://i0.wp.com/2.bp.blogspot.com/-ABYlkN7syq8/Wi4fuPh2YpI/AAAAAAABIqM/Z_KN5MWz0uwrc0sHRi5fmoCPvG9BaBuGQCLcBGAs/s800/animal_chara_fukurou_hakase.png?resize=224%2C241&ssl=1)
認知症にかかると、老化のスピードが速くなります。
それにより、体の機能が速く低下します。
最終的には、誤嚥による肺炎で亡くなられる方が多いようです。
誤嚥に配慮し、肺炎予防することが重要であるようです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。